Saturday 14 April 2018

POSTELEGANT 2018SS collection

今週末からタイでは旧正月「ソンクラン」 別名「水かけ祭り」が始まりなんだか楽しそう。かくいう私も来月、自分への労い旅行に行くつもり。楽しみ。 
気温があがってくると色物が着たくなるのは遺伝子からの信号か、私はそんなに着ませんが女性が着る「赤」ってすごくセクシー。 
そんな赤いコレクションが目を引く、2018春夏で一番の推しブランドがCEMENTに登場です、しかも春夏の取り扱いは都内はCEMENTのみ! の勝手にエクスクルーシブ感。
とにかく良いんです。 

POSTELEGANT (ポステレガント) 

デザイナーの中田優也氏は名古屋学芸大学在学中に渡仏、Académie Internationale de Coupe de ParisLutz Huelleを卒業、Lutz Huelleでのスタージュ後に帰国。帰国後に名古屋学芸大学を卒業しその後文化ファッション大学院大学に入学、そして首席で修了。
様々な企業でのデザイナーを経て自身のレーベルをスタート。 

素晴らしい経歴。当たり前の様にコレクションの完成度の高さも◎なのです。
特筆すべきはその素材使い。とにかくマニアックな素材への探究心がコレクションの完成度を更に高めており、ただただ唸るばかり。。。  
ビジュアルセンスも良い。 
私、良いしか言ってない。。。 とにかく言葉要らずのカッコよさ。



SS18のシーズンテーマを伺ったところ、特に毎シーズン決めていらっしゃらないとの事でしたが、シーズン通して意識している事は

「違和感を持たせる」

だそうです。

普通っぽく見えてどこか違和感。 

僕がとても好きなキーワード。 だから無意識のうちにコレクションが好きだったのかもしれないですね。




















レザーシャツは私のイチオシ(既にSOLD OUT )でした、裏地の始末の良さがシャツの仕立てを更に際立たせ、革の艶も極上。




赤いTシャツとパンツ(両方ともにSOLD OUT)Tシャツの素材にはユーカリの繊維が
編み込まれていて(香りはしませんよ、念のため)極細の番手で織られた布地は薄手ながらも芯のある凛とした佇まい。 
そこに光沢素材のパンツで赤のコントラスト。 























歪んだギンガムチェックの素材には和紙を繊維として組み込み、形容しがたい素材のコントラストが服のシンプルなシルエットを際立たせております。
合わせたベルトはPOSTELEGANTの定番でもあるデッドストックのアルミニウムバックルを用いたもの。 






















同じくギンガム素材のバッグ。持ち手はレザー。ショルダーにもトートにも出来るバッグ。
私はルックと同じくトート持ちをおすすめ。


ブログで紹介するまでの間に(ブログの頻度が遅いというか間に合ってない 汗)

ソールドアウトも出始めております。 
まだ先ですが秋冬のコレクションも私、、唸ってました。笑


袖を通した瞬間から既にセクシー。 


とっても大事。 


tajima 




Friday 6 April 2018

Y-PROJECT 2018SS collection.

受注会も盛況に終わり、ようやく長かった繁忙期も緩やかにいつものペースに戻りつつあります。 ご来場頂きました皆様有難うございました。
いつも春の季節、特に3月4月はほぼ記憶がない(大袈裟なようで大袈裟でもない)くらい忙しなくしているため大好き!な季節なのに楽しむ余裕がない。。苦笑
そんな私の心は到着する春物の新作に腕を通す事によって多幸感を感じてます。笑

さてCEMENTでは初登場、パリを中心に活動するY-PROJECTをご紹介致します。















デザイナーGlenn Martensはベルギー出身。
Y-PROJECTはそもそもデザイナーデュオGiles ElaoufとYohan Serafyの2人によって2011年にたち上げられたブランドです。
その後Yohanが他界し、彼らの1stアシスタントとして働いていたGlennがY-PROJECTを引き継ぐ形で再スタートをきる。
その後Glennの活躍によりY-PROJECTはLVMH prizeでのファイナリスト、その翌年には
ANDAM  フランス国立モード芸術開発協会(サンローランのアンソニーヴァカレロも過去に受賞)にてグランプリを受賞、瞬く間に注目のデザイナーへと駆け上がる。

パリでの買い付け中、Y-PROJECTを見に行くにあたり、私の中では「今っぽいすぎるかしら」と疑問符がずっと駆け巡っておりました。
今っぽいすぎるものって(マスと感じるもの)極力省く、あんまり興味が沸かないのですが、Y-PROJECTの洋服はアイデアは簡単だけどスタイリングのバランスの巧さが相まって妙なバランスでまとまってるのが興味を持った理由です。 
今っぽいすぎるっていうのはDemnaが仕掛けてメインストリームにあげた「ダサいのバランスが巧妙」なスタイル。
決して嫌いじゃないけど日本人がするとまんまダサい。 
(欧米コンプレックスではないですよ、念のため)そして絶対モテない。笑 
十分Y-PROJECTでもモテないのですが(笑)そこは料理の仕方で如何様にでもなるのが
私の考えるところ。











 












私の買い付けたルックの一部をあげてみました、特にお気に入りはライナーがシルバーで
ベージュのコート。 
写真だと全くわかりませんが、ライナーの内側に袖がついてるという謎のデザイン。
前で結んだり、後ろに通したり、、、
とにかく「考える洋服」が多いです。私の場合は「引き算しながらもその服のデザインを活かしてどう着るか、そして疲れない」を念頭に「考えてないように見せる」を心がけてます。 
なんだか難しい。笑
ぜひ手に取って見て、着てみて欲しいです。

考える洋服って刺激的。 

Tajima