Saturday, 24 February 2018

YUYA TAKATE 2018SS

春夏のデリバリーも今季は皆さん優秀で続々と春夏コレクションが到着しており、私のスピードが追いついてないと感じつつも新作を着るのが楽しい毎日です。

そしてマニアックな服作りで熱狂的な男性ファンを持つ(私もその一人ですが)
YUYA TAKATEの新作が到着しました。 

CEMENTでの取り扱いも5シーズンとなりましたので説明も不要ですが、デザイナー高手氏は建築の勉強をした後に独学でテーラーを学び始めた経歴を持ち、デザイン画を描かずそのシーズンテーマである「言葉」からコレクションを作り上げる彼のスタイルは一歩間違えるとコンセプトに偏りすぎてつまらないアプローチになりそうなところを経験に裏打ちされた技術力とベーシック(日常着)に落とし込むセンスの良さが相まってコレクションに説得力が生まれます。


2018年春夏のテーマは「適当(雑、簡単に)」

布地耳使い⇒裁断数が減少
カーブでないと取れないパーツもダーツや片側の縫い代を極端にカーブさせて無理矢理直線にして耳を使用できるようにしてます。その為シームが捻れていたり通常と異なる箇所にダーツが出来たりと違和感のある表情になってます。

細部のこだわりに関してはとっても長くなるのでここでは書きませんが例えば、、、





気づく方は気づいてる違和感のようなもの。 

それとあとはいつもの私のワガママリクエストで色を別注しております。

上記のトラウザーとジャケットを私の好きなライトグレーで。
かすりのような織り模様がシックで思った以上に良い仕上がり。



それとスプリングコート。オリジナルはキャメルでしたが久々に「白いコートが着たい」と思い、思い切った真っ白なスプリングコートをオーダー。こちらも満足度の高い一枚となりました。


白を大胆に着るのが私の定番、一度白いコートを着てもらうとやみつきになりますよ。
汚れても気にしないで。 

是非。

Tajima










Friday, 9 February 2018

HOLIDAY 2018SS 1st delivery.

今日は少しばかり暖かいですね、でも夜になると気が抜けない寒さ。
もう暑いアウター飽きてきますね。

さてそんなタイミングでHOLIDAYより第1弾デリバリーが到着です。
ディレクターにNoriko kikuchiこと、菊池さんになられてからHOLIDAYの提案も
ぐっと面白くなって私は勝手に菊池さんのファンなわけですが、彼女の提案するスタイリングは一つ一つが興味深く、理由はメンズ業界からレディス業界に来られた”男性ではなく女性”が提案するレディスファッション。女性が女性の服を提案するのは当たり前ではあるのですが、そこに行き着くまで男性中心でものを見続けてきた女性が提案するって事に意味がある。私の提案するファンタジーとはまた違う見方。 

今季の第一弾はニットやパンツが到着です。


 











2018ss lookより


私は上記のスタイリングが好みでこのルックで買付もしてます。これの長袖ニットも素敵に仕上がってます。編み地がユニークですが極力シンプルに仕上げてるのでデザインが押し付けがましくなくて◎です。

個人的にはその長袖ショート丈ニットにメンズのシャツを合わせてボトムに男っぽい太めの濃紺デニムなんてのも良いかなって。靴はノーズ細め、端正なチャッカーブーツとか合わせて欲しいですね。 

knit : HOLIDAY
shirts : MARC POINT  (mens) 



あっでもご自由なスタイリングで楽しんで欲しいですね。

Tajima 




Monday, 5 February 2018

Marc Point 2018SS

本日はCEMENT初登場となりますイタリアはヴェネツィアからのメンズレーベル
Marc Point をご紹介します。 























デザイナーの詳しいプロフィールは特に伺ってないので生産背景をちょっとだけ。
彼のブランドスポンサーをしております会社は1930年代から続く老舗の高級ニット工場でRick owens、Giambattista Valli、Costume National等を手がけており、もちろんMarcのコレクションもニットに限らず生産を広くサポートしております。 
Marcのデザインはいかにもイタリアらしい、強めに洗いをかけた素材を用いたり品のいい光沢を放つ亜麻リネンを用いたコレクションが特徴です。

Marcに始めて会った時もなんだかとっても。。。を感じましたね。
イメージは口数の少ない紳士、荒々しい農夫、寡黙な修道士、、、
性欲、禁欲がせめぎ合って具合良く溢れてる感じ(難しい。。。) 
要は私の好きな、憧れのフェティシズム(男臭さ)に溢れている。 

私の今回の買付でお気に入りは生成り色、亜麻リネンのジレ。
Marcの様なクラフト感の強いコレクションをコーディネートするとどうしてもその様なテイストでまとめがちなのが苦手な私。 
例えばc-diemの洗いの強いレザーにこれまた洗いの強いリネンの服とか。んで色は絶対的に黒!わかるんですよ、そのまとめ方も。ですけどそこまで真面目になれない私はやはりどこか不真面目さが欲しい。


 


















今日の私。
ジレ:Marc point 
ニット:Maison margiela (私物)
パンツ:nike (私物)
靴:Christian louboutin (私物)

Marc point買付けている他のお店じゃ絶対しないスタイリングだと思うんですけど、これくらい振り幅効かせて丁度いいんじゃないかって。 
素朴な男気を大胆にスタイリングして遊んで欲しいですね。






















色気が欲しいそこの男子諸君達に是非。

Tajima

Saturday, 3 February 2018

Cecilie Bahnsen 2018SS

昨日より春夏が立ち上がり(といっても初日から雪でしたが。。。)
私の気分はすっかり春です、今日も春の新作を着て店頭に立っております。

先シーズンよりお取り扱いを開始、CEMENTでも問い合わせの多いデザイナー
として先ずはこちらをご紹介。
デンマーク、コペンハーゲンをベースに活動するCecilie Bahnsen。

















(写真は2017年AWより)
       




CecilieはロンドンにあるRoyal Collage of art を卒業後,Christian Dior、コペンハーゲン王立劇場でのデザイン等を手がけるフリーランスのデザイナーAnja Vang kragの元で1stアシスタントを務め上げ、その後John gallianoの元でインターンとしてプリントデザイナー、ファーストラインでの経験を積み、2008年にはITS7で選出される等、デザイナーとしてのキャリアを確実に積み上げ、遂に昨年のコレクションでLVMHが主催するLVMH prizeにて最終選考まで残るという快挙を成し遂げました。 

卒業したての彼女の作風は今と違ってもう少し硬いデザインが印象的で、今の作風は一昨年位から始まってます。 
私が心惹かれたのはこの絶対領域感のあるデザイン。
バルーンシルエット、付け襟、レース、刺繍、チュールって女子の優先特許、男子禁制みたいなものでしょう。って私勝手に思ってます。 

取扱始めてみた時の印象はちょっと布帛のボリュームが過ぎたかなって思ったのですけど見つめていると不思議なもので憧れが出てくるのですよね。
私が女性の服を買い付ける時は「自分が女子だったら設定」直感勝負です。 
自分が女子だったらこれ着たい、自由にさせてよ的な。
(私、"gay"なのでそういう事です。)
なのでたぶん男性(ストレート)バイヤーが見る女子服の目線とは全然違います。
たぶんね。 

SS18素材のアップです、ドットの様になってますがよく見るとヒメジョオンの花の様な刺繍 ↓




                       





















Cecilie早いもの勝ちですので気になる方はどうぞお早めに。。。

have a nice weekend
Tajima